
最も一般的な機種で流量のコントロール、シャフトオフ、バランス用に用い、また、設置スペースに制限がある場所、コントロールと締切を兼用するような場所などに使用されています。
- 圧力損失が少ない
羽根の補強が流線形に近いため低圧損です。
- 保守が容易
軸受部のシンプルな構造はグランドの増締等定期的な保守をする上で容易です。
- 流体の温度変化にも締切性能が損なわれません
ルーバーダンパのケースとリンク機構の熱膨張差は弁の位置ずれを生じさせ、締切性能に影響を与えますが、自動的にそれを吸収するメカニズム(実用新案)の使用により、シール性が損なわれません。
- 高密閉が可能です
弾性シート(ゴム、メタルスプリング)の使用により、高い締切性が可能です。特にメタルスプリングは変位量が大きく、大口径、高温弁の熱歪にもよく追従します。
(2,000mm程度のダンパで閉口率は99.9%~99.95%) - 大きなレンシアビリティ
羽根の形状、回転方向の選択で、広範囲な流量変化が得られます。
- 大口径の弁が製作可能です
その実績は口径10数mに及びます。
電力、焼却炉、セメント、ガラス、石油、製鉄等あらゆる施設設備の空気、排ガスダクト廻りにてご使用いただけます。

主にバイパス、逆流防止用及びメンテナンス時の締切弁として使用されています。含塵濃度の高いガス中で通常閉での使用に最適です。
制作口径はMax2500mmですが、幾つかのブロックに分ければ5000mm迄可能です。
- 高密閉
スウイング型式ですが2本のリンクにより羽根は全開閉際に平行移動します(実用新案)。従ってシートに平均して荷重がかかるためシートと羽根のこすれがありません。シートはダブルフラップと同種ですが、周長が短くなる分、機密性が高くなります。
- 低圧損
一般的にダブルフラップ形より開口面積が大きくとれ、その分圧損を低く抑えることができます。但し弁軸、アームがガス流にさらされるため、ダブルフラップと比べ磨耗性の高いダストに対し不利です。
- 低トルク
操作トルクはダブルフラップに比べ小さく、その分低コストで提供できます。
- 羽根が流入側に飛び出しません
丸形、角型等のダンパ形状を選びません。
- 集合煙突、ファンの逆流防止用
- ボイラー、EP、脱硫、脱硝、ガス吸収塔、ミル、プレヒータ等のメンテナンス、バイパス用
含塵量の多いガスに対しては垂直ダクト又は傾斜ダクトの途中に設置して下さい。水平ダクトの場合は別にダストボックスを設ける必要があります。

シングルフラップと同様に、バイパス、逆流防止用及び、メンテナンス時の締切弁として使用されます。
含塵濃度の高いガス中での使用に最適です。
- 高密閉
スウイング型式のため、ダンパシートはエンドレスで軸廻りのリークはありません。
標準装備の耐熱弾性シート(実用新案480℃耐熱)は復元性に富み、その値は90%以上です。
従って長時間、高い性能を維持できます。シート材質は他にゴム、メタルスプリングを用意しております。 - ダンパシートの傷みが少ない
羽根の動作方向が一方方向です。ダストの多いガス中では、流出側にダンパシートが向くように設置します。従ってシートは直接ガス流にさらされず損傷を受けにくくなっております。
- 小さな面間
2枚の羽根がケース中央でスウイングするため(実用新案)丸形でも小さな面間に抑えることができます。
スウイング弁に比べ面間寸法、重量共に約1/2~1/4です。 - 耐磨耗が可能
弁軸、アームがケース中央の仕切板に隠れますので、クリンカ排ガス、焼結機排ガス等磨耗性の高い場所に適します。
- 低圧損
羽根の補強は乱流発生を極力抑える構造を採用しておりますので、低圧損です。
- 集合煙突、ファンの逆流防止用
- ボイラー、EP、脱硫、脱硝、ガス吸収塔、ミル、プレヒータ等のメンテナンス、バイパス用
含塵量の多いガスに対しては垂直ダクト又は傾斜ダクトの途中に設置して下さい。水平ダクトの場合は別にダストボックスを設ける必要があります。

高濃度又は付着性の強いダストを含むガスラインの締切用に、低圧損から高い信頼性を要求される、ラインの遮断弁として使用されます。
- 確実な遮断
保証すべき負荷の最大値及び熱変化に対し、常に確実な遮断ができるよう原則としてゲート(弁板)は工作時の残留応力を除去した一枚板で製作します。
- ダストに強い
ゲートの先端はウェッジ状で両側面のサイドレールに案内され上下しますので、ダストの多い雰囲気でも、ダストを掻き分け確実な遮断を行います。含塵濃度が高く弁内部に多量のダストの堆積が予想される場合には、メンテナンスを容易にするため、クリーニングロとダストポットを取付けることが可能です。
- 温度変化に強い
シンプルな構造の採用と最適素材の選定により熱歪の影響を最小限に押さえ完全な動作を保証しています。特に締切時に高い密閉性を要求されるものに付いては充分に検討された弾性シートの採用によりほぼ完全に歪みの影響を排除しています。
- ボイラー、EP、脱硫、脱硝装置、ガス吸収塔、粉砕機、プレヒータ等のメンテナンス、バイパス用
- 集合煙突、ファンの逆流防止用

オンロードメンテナンスのマンセーフとして、ダンパシート及び2次側ダクトの腐食防止として、省エネルギーのための高温ガス遮断に最適です。エアーシールタイプですので口径、羽根枚数を選びません。
- シャットオフとコントロールの兼用ができ、含塵ガスに強いです。
両軸端のケース内面はフラットで障害物がありません。従って堆積ダストは羽根自身で掻きとられるため、シール性を損ないません。
- 温度変化にもシール性は影響されません
従動側の羽根端部には熱膨張差を自動吸収するべくスライド板がついております(実用新案)。従ってクリアランスは温度変化に関わらず一定です。
- 低圧損
羽根同士と軸の固定には工夫がこらされ、その間は大部分空間になっていますので開口面積が大きくとれます。
- 小面間かつ軽量
一般バタフライ弁と同等の面間も可能ですので軽量です。
